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後輩君のためのデジタル一眼レフ教室 Vol.8「夜景、月、そして天体の撮影 Part3」

2011年01月26日 01:06

さてさて、夜景、月に続いて、やっとこのデジタル一眼レフ教室の最大目的である「オーロラの撮影方法」に最も近いであろう、「天体の撮影方法」。

基本的なカメラの設定方法は、実を言うと夜景撮影とほぼ同じです。
ただし、違うところがいくつか・・・。

まず、カメラの絞り地は「可能な限り明るい側(数値が少ない側)」にすることです。そのためには、ズームのカメラは最大広角側に設定しておきます。

次に、感度は最低でも800は必要です。前にも話したように、天体撮影は「暗闇からかすかな光を探す作業」になるので、低感度=光に敏感ではない設定では意味がありません。

そしてレンズのピント合わせは、「AF」ではなくて「MF=Manual Focus」にしておく必要があります。カメラのレンズの横側にあるスイッチを押せばOKです。

手動でピントを合わせるには、EF-S18-55mm F3.5-5.6 ISの場合は一番先端のリングを回せばOKです。天体撮影時にどのようにピントを合わせるかは、後輩君に今度合った時に私がレンズに基準となるための印をつけておきます。

・・・と、ここまでがカメラの技術的な設定方法です。

ここからは、天体撮影のための言わば心得を・・・。

まず、天体撮影をするには、基本的には(こういう言い方はものすごく失礼ですが)「ド」がつくほどの田舎でなければ無理だと思います。これは、都市の明かりが空に反射してしまうため、夜空が明るくなって天体を見ることができないからです。

次に、今の時期はものすごく寒いです。気温が低いとバッテリーが速く減るだけではなく、時としてはレンズの内部が曇ってしまうこともあります。レンズの内部曇りを防ぐためには、レンズにカイロを巻いてゴムなどで抑えてあげるといいようです。

最後に、天体撮影をしようとする気持ちは本当によくわかりますが、しかしだからと言って無理は禁物です。まずは素晴らしい天体を肉眼で確認し、「行ける!」と思ったらカメラを準備しましょう。あ、天体撮影をスタートする前にホテルなどであらかじめカメラを天体撮影モードに設定を済ませておくと、後の操作が非常に速く済みます(暗闇の中カメラの設定を確認するために、念のため懐中電灯を忘れないで!)

5D2-7507.jpg

Canon EOS 7D feat. EF-S10mm-22mm F3.5-5.6 USM
ISO1600 F3.5 30Sec.

これは去年の夏、フランスの「ド」がつくほどの田舎で撮影したものです。真ん中辺りに天の川を入れることに成功しました。

もちろん、日本でもやろうと思えば、この通り天体撮影はできますよ。

5D2-1345.jpg

Canon EOS 5D Mark II feat. EF17-40mm F4 L IS USM
ISO1600 F4 30Sec.

毎度おなじみ、熱海で撮ったものです。真ん中辺りにオリオン座があります。左下には、雲に隠れた月の光が天体撮影を邪魔しています(笑)。

あ、月光があるとその光の強さが大いに天体撮影の邪魔になるので、狙うなら新月の夜が理想です。

今更こんなこと言うのも何ですが、実は私自身はオーロラを綺麗に撮ったことがないんです。ですので、オーロラ撮影の設定方法を細かく伝えることができません。

ただ、私の憶測ですが、おそらくオーロラはそれなりの明るさがあると思われるので、感度800、シャッタースピードは天体撮影と月光風景の中間あたりでいいのではないでしょうか(15秒くらい?)

・・・と、後輩君がEOSを使いこなせるようになるための、初歩的な操作方法とちょっとマニアックな撮影方法を、時間が許す可能な限りこのブログでお教えしました。後輩君、いかがだったでしょうか。

これで一応は私からのデジタル一眼レフ教室は終わりですが、後輩君が帰国してからさらなるステップアップを望まれたら、またこの教室を再開したいと思います・・・とは言っても、私自身プロではないため、ちゃんとしたことが言えないのですが(滝汗)。


                            デジタル一眼レフ教室、第一部 完
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