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後輩君のためのデジタル一眼レフ教室 Second Season vol.4「動きのあるポートレート」

2011年10月27日 11:11

IMG_3996a.jpg
Canon EOS Kiss X3 feat. EF50mm F1.4 USM ISO3200 F4 1/125sec.

早速後輩君が、太白くんの目にフォーカスロックを当てたポートレートを送ってくれました。前回の写真と比べると、よりキリッとした表情になったと思います。

あ、この写真では太白君にフォーカスロックされていて、バイキングのおじさんにはピントが合っていません。この
ことについては、次回の記事で詳しくお話しします。

さてさて、前回の記事のコメントに、後輩君からいくつかの質問をいただきました。順番が前後してしまいますが、個人的に見て大事な順番からお答えしようと思います。

後輩君からの質問:
「ロッピア君のようにおとなしいモデルさんならいいのですが、小さい子どもなど、動き回る対象を撮影する時には、目にフォーカスロックをしてから構図を取る、というのが難しいです。そうした場合に、良い方法はあるでしょうか。」

確かに、子供さんは基本的にじっとすることはなく、とにかく動き回ります(笑)。しかも撮影場所が室内の場合が多く、シャッタースピードが遅い環境です。

私自身、こういう状況での子供さんの動きのあるポートレートはあまり得意ではありませんが、自分が行っている対策を紹介します。

まず、動き回る被写体は、前回話した「目へのフォーカスロック」が大変厳しいです。この場合は、ピントがどうとかいう話よりも、シャッターチャンスが優先されると思います。その時の笑顔・いい表情は、後で同じ状態で撮れるものではありませんから。

その時には、ピント設定を全自動にし、顔を中心としてフォーカスロックをするといいと思います。とにかくピントボケだとか手ブレだとか写真ブレだとか言ってられる状況ではありません。むしろ、ブレのある写真の方が、動きのある写真として残せるので、それはそれで全然いい写真になると思うのです。

で、このブレの現象の原因には、シャッタースピードが遅いことと関係しています。だからと言ってシャッタースピード優先モードでシャッタースピードを速くすると、基本的に暗い写真になってしまうのです。

この場合の対策としては、感度を上げ(800や1600は当たり前、状況によっては3200)、絞り優先モードで数値を最小にするといいでしょう。もちろん、昼の明るい環境であれば低感度設定で。

これはシャッタースピードの設定ですが、それよりも判断が難しいのが、「動き回る被写体のピント合わせ」。

さっきも言ったように、あまりピントのことを考えているとシャッターチャンスを逃してしまいますが、しかしながら可能な限りやっぱりピントははっきりとした方がいい、と考えるのは自然です。しかし、一度フォーカスロックしても、すぐに動き回られるとまたピント設定からやり直さなければならない・・・。

上記の話は、シャッターボタンのモードを「シングルショット」に設定している状態でのことです。つまり、一度シャッターを押したら、一枚の写真が撮れるモード。

これに対して、「連続撮影モード」というものがあります。いわゆる連写です。

その連写の設定方法ですが・・・
1. カメラ背面の十字ボタンのい右を押す。

kissx3001a.jpg

2. 画面の小さな四角が一つの状態が「シングルショット=1シャッターにつき1枚」の状態になっているので、これを複数の小さな四角が重なった「連続撮影モード=シャッターを押している間は1秒につき最大4枚の写真」に設定する。

kissx3001b.jpg

これで連続撮影モードの設定が完了ですが、動きのあるポートレートの場合は、これに加えてちょっとコツがあります。

普通、連続撮影すると、何枚か撮ったあとに指をシャッターから離してしまいます。そうすると、またピント設定からやり直しになります。しかし、動きのあるポートレートの場合は、ピント設定だけに時間がかかってしまいます。

どうすればいいか?

対策として、「シャッターボタンから完全に指を離さない」という方法があります。

つまり、シャッターを押して撮影が終わったら、指を完全にシャッターボタンから離すのではなく、「フォーカスロックして撮影準備ができた状態」に戻すのです。つまり、撮影→シャッター半押し状態を維持、です。

こうすると、ピントがフォーカスロックされたままの状態を維持でき、さらには連続撮影モードの状態だから、いつでも連続で動きのある被写体を追いながらポートレートが撮れるわけです。

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Canon EOS 7D feat. EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USM IS0800 F3.5 1/60sec. フラッシュON

自分の親戚の子供を例としてお見せします(顔の一部であり、全体的に特定できないと思うので、アップしても大丈夫と判断しました)。この子も非常に動き回るんです(笑)!!

あ、フラッシュの使い方については、また後日・・・でも、シャッターチャンスのためなら内蔵のフラッシュを使ってもいいと思います。

念のために、さっき話した「指をシャッターボタンから離さない」件を、動画でより詳しくお見せします。動画の後半、ピント合わせの音がしていない=指を離していないからフォーカスロックが維持されていることがおわかりだと思います(カメラはEOS 7D feat. EF50mm F1.4 USM)。



高画質で撮った動画なので、720p+フルスクリーン見ていただければ幸いです。

っていうか、最後の「おまけ」は余計でしたね(笑)。

ちなみにこの動画、撮影したカメラはなんとiPhone 4Sなんです!EOSムービーに負けない画質かも・・・(滝汗)。

次回は「複数人物がいる時の撮影方法」についてお話しします。


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