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後輩君のためのデジタル一眼レフ教室 Vol.4「ホワイトバランス」

2011年01月20日 15:59

KH001.jpg


Photo by 後輩君
Canon EOS Kiss X3 feat. EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS

後輩君の写真です。薄暗い海の風景の写真で、去りゆく太陽を表現しているのみならず、上空に現れた小さな三日月がいいアクセントになっています。こういう形なら、写真を見る人の視線を無意識に誘導させるのにいい使い方だと思います。

・・・と、前回の記事のコメントで後輩君から要望をうけた「今後意識するために知りたい、具体的にどの部分がいいところはどれか」を挙げてみました。ただ、正直に言うと、私は人の写真は人それぞれで、「具体的にここがいい」とか「具体的にここがだめ」というような偉そうな態度を取るのは苦手なんです・・・。

私個人の話ですが、写真を見て「いい写真だな」と思うのは、どちらかというと構図をはじめとする理論的・技術的なことではなく、一言でいうと「一目惚れ」なんです(笑)。だから、写真を見て0.1秒後に「あ、これいい」と思ったらそれでいいわけで、具体的に指摘するのはあまり慣れていないんです。私自身、具体的に分析していい写真を撮ってはいなく、むしろ無意識の動作で撮ってるもんで・・・(恐縮)。

でもあえて言うと、(自分の写真を客観的に見るときに限定しての話ですが)「いい写真」の基準となるのは、「シャッターチャンスをうまく見つけたか」、「ピントはしっかりとシャープに合っているか」そして「手ブレを起こしていないか」の3つです。もっとも、三つ目の手ブレ問題は、時として手ブレした写真が成功作品になることが多々あるのですが。

上記の三つの基準を果たした写真を、めちゃくちゃな表現ですが私は「『ズドン』と来た写真」と呼んでいます(他の表現ではPretty, Hot and Temptating=PHaTな写真になるのかな?)。写真を撮った直後にモニターで写真を細かくチェックし、基準をすべて満たしたと判断した瞬間に、私は心の中で「『ズドン』と来たあぁぁぁ!!!」と言っています(笑)。


前置きが長くなりましたが、今回お話しするのは後輩君から質問を受けた「ホワイトバランス」についてです。

もともとはビデオカメラの概念なのですが、ホワイトバランスとは「いかに白という色を白い色として写すか」という設定のことです。

どういうことか?

白という色は、ある意味で一番ニュートラルな色です。しかし一番ニュートラルであるゆえに、周りの環境に存在する他の色にも左右されてしまういろなんです。

具体的に例を挙げてみましょう。

5D2-0876.jpg

Canon EOS 5D Mark II feat. EF24-105mm F4 L IS USM

この写真は、白熱灯の明かりのもとで白い背景を使って撮影したものです。・・・と、このように説明すると、大人の人は「ああ、白い背景なのね」と、本来は白い写真として認識します。

でも、5歳くらいの子供が同じ写真を見ると、「いーや、この背景黄色いぢゃん」って言います。

この場合、正解なのは大人ではなくて5歳の子供です。なぜならこの子供は、先入観なしでそのままを見て言っているのですから。

では、この子供に「背景が白い」と言わせるためにはどうしたらいいか?


そこで登場するのが、「ホワイトバランス設定」、つまり「いかにして本来の白を表現するために設定するか」なんです。

では、その設定のやり方ですが・・・

1.前回同様、撮影モードを「プログラムモード」にしておく。

kiss001b.jpg

2.カメラ背面にある、「WB」(=White Balance)のボタンを押す(黄色い枠内)。

kissx3wb001.jpg

3.するとモニターがホワイトバランス設定の画面になるので、十字ボタンの左右を押して、アイコンに示されている周りの環境に合わせてSETボタンを押す(黄色い枠内)。

kissx3wb002.jpg

例えば上記の写真の場合、「白熱灯」(電球のアイコン)を設定して撮り直します。すると、今度はちゃんと白い背景で写真を撮ることができ、子供が見ても明らかに白い背景になるわけです。

5D2-0876-1.jpg

ですので、ホワイトバランスという概念は、露出ないし明るさとは直接関係あるわけではないのです。

ただ、キヤノンのデジタル一眼レフは、オート(自動)のホワイトバランス(AWB=Auto White Balance)の状態にしたままで撮影しても、よほどのことがない限りうまく白をバランスよく撮ってくれます。私自身、仕事の時こそはホワイトバランスにこだわりますが、しかしあえて黄色い背景で撮った方がいわば写真の臨場感を伝えることができるので、基本的にAWBで設定しています。

おっと、前回の露出設定同様、このホワイトバランスもカメラの電源を切ってもそのままになるので、写真をとる時は常に設定の確認に注意してください(設定し直さないと思いっきり異なる色で写真が撮れてしまいます)。


最後に、このホワイトバランスを使ったおもしろい写真の撮り方をひとつ。

上記の白熱灯設定は、黄色い背景を青くすることで白のバランスを保とうとしています。

では、普通の環境でこの白熱灯設定のままにすると、どうなるのか?

ぶっちゃけた話、こうなってしまいます。

5D2-0529-1.jpg

Canon EOS 5D Mark II feat. EF17-40mm F4 L USM

思いっきり青くなるんです。

でも、視点をちょっと変えると、何となくクールな雰囲気を漂わせる写真にも見えます。ある意味、暑中見舞いとかに使えそうですね(笑)。こういう撮り方をするのも、大いにありです。
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コメント

  1. 後輩君 | URL | -

    Re: 後輩君のためのデジタル一眼レフ教室 Vol.4「ホワイトバランス」

    ありがとうございます!コメント遅くなってすみません。

    なるほど、「普通に撮影すると他の色が写ってしまう白いものを、本来の白さに見せるために、逆の色(?)を使う」のが、ホワイトバランスなのですね。そして、上の記事を見ると、「白くない」ことが気になるときだけホワイトバランスを設定し、普段はオートでいいということでしょうか。

    具体的にいい点を挙げていただいてよかった、と書いたのが、なんだかプレッシャーになってしまったようで、申し訳ありません。前のわたしの写真で、一枚目は「太陽がシャープ」と書いていただいたのが、なんだか新鮮だったので、そのように書いてしまいました。自分では、構図が良かったな~~くらいにしか思っていなかったので。無理にいつも具体化していた抱きたい、という意味ではなく、たまに、この写真はここがいいね!と言っていただければ参考になります、という意味でした。

    要求ばかりしてすみません。

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